弾道ミサイル発射成功で米朝の「殺るか、殺られるか」が加速する

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北朝鮮当局が最近、いたく気に入ったと思しきレポートがある。レーガン政権で外交アドバイザーを務め、現在は米ケイト―研究所の東アジア専門家であるダグ・バンドウ氏が外交誌ナショナル・インタレストに4月27日付で寄稿したもので、タイトルは「戦略的性急は北朝鮮を打ち負かすことはできない」。

米国が逃した「暗殺」の機会

内容をざっくり説明すると、オバマ前政権の「戦略的忍耐」を批判し、その放棄を宣言したトランプ政権だが、代案らしい代案は何も提示されていない。軍事的圧力を強めれば強めるほど、北朝鮮は米国を攻撃できる長距離ミサイル開発の動機を強めるだろう――というものだ。

北朝鮮メディアはわが意を得たりとばかり、このレポートを複数回にわたり引用。