構想90年、北朝鮮「史上最大のプロジェクト」で死亡事故続発

北朝鮮政府が建国以来、最大の建設事業として進めている端川(タンチョン)発電所。160キロにも及ぶ水路と発電施設を作る大工事には、朝鮮人民軍(北朝鮮軍)の兵士と民間人が数十万人も動員されているが、現場では事故が相次いでいる。(丹東:カン・ナレ記者)

日本企業が計画

両江道と咸鏡南道(ハムギョンナムド)のデイリーNK内部情報筋によると、江原道(カンウォンド)の洗浦(セポ)地区畜産基地建設に動員されていた922突撃隊、人民内務軍7総局、人民軍第7師団、平壌市内のタワーマンション団地の黎明(リョミョン)通りの建設に動員されていた護衛司令部の隊員が、昨年9月から端川発電所の工事に動員されている。

また、人民保安省(警察庁)、国家保衛省(秘密警察)傘下の各大学も、学生の卒業を1年延期して現場に送り込んだ。さらには各道の中等学院の孤児も卒業を早めた上で、今年2月から現場に送り込まれた。

一方、各地の工場や企業所は「端川発電所突撃隊」を立ち上げ、生産部門、非生産部門を問わず男性職員に半年間、現場で働くことを指示した。発電所建設現場に投入された人員は、兵士と民間人が半々ずつの延べ40万人にのぼる。

1ヶ月に34人死亡

その現場の状況は、極めて劣悪だ。