「私たちは性的なおもちゃ」被害女性たちの血のにじむ証言…報告書「理由もなく涙が出る」を読む

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2人は運良く逃亡に成功し、7ヶ月の間身を隠していたが、絶えきれずに保衛部(秘密警察)の幹部を訪ね自首した。2012年8月に逮捕され勾留場に入れられた彼女は取調官から性的暴行を受けた。

「4日間、食べ物を全く与えられませんでした。暗い留置場に一人入れられ、様子を見に来る人も話しかける人もいませんでした。その日、新しい取調官がやってきたと思ったら暴行されました。言葉を発することもなくズボンをおろして私に飛びかかってきました。私はひとりきりで、逃げようがありませんでした。5人が座ればいっぱいになるほどの狭い空間だった上に、相手は若かったのです。『拒否すればどんな罰を受けるかわからない』と思い、諦めました…どうしようもありませんでした。(性的に)暴行されても何もできませんでした」

「取調官に殴られるかもしれません。彼らにとって人を殴ることは朝飯前です。気に食わなければ犬を足蹴にするよりも簡単に人を殴るのです。その時、心配していたのは6歳の娘のことでした。独りにして出てきてしまったのです」