「金正恩が泣いた」書いた朝日新聞記者に北朝鮮がブチ切れ

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北朝鮮国営の朝鮮中央通信は8日、朝日新聞と同紙ソウル支局長を名指しし、北朝鮮と金正恩党委員長のイメージを傷つける「謀略報道」を行ったとして「必ず高価な代償を払わせる」と威嚇する論評を配信した。朝鮮労働党機関紙の労働新聞も9日、これと同様の論評を掲載している。

これは、金正恩氏本人の「怒り」の表現であると見て、まず間違いない。なぜなら金正恩氏は自ら、北朝鮮のメディア戦略を指揮していると見られるからだ。

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朝日新聞のソウル支局長は、北朝鮮問題で「特ダネ」を連発していることで知られる。しかし各論評は、同支局長が「われわれの最高の尊厳をあえて冒とくし、朝鮮を悪らつに誹謗、中傷した謀略記事を書いた」としながら、具体的にどの記事が「謀略記事」に当たるか述べていない。

何が問題か相手にハッキリ伝えなければ、抗議する意味がないではないか――そう思っていたら、在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)の機関紙・朝鮮新報の方に答えが出ていた。