北朝鮮、脱北女性を拷問した将校を厳重処分…人権問題を意識か

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北朝鮮の秘密警察、国家保衛省(保衛部)は、国民の思想や動向を監視、統制する役割を果たしてきた。政治犯収容所の運営や公開処刑も担当しており、恐怖政治の象徴的な存在と言える。ところが最近、従来と同じように脱北者を拷問した要員が、降格処分を受ける事件が起きた。

デイリーNKの内部情報筋によると、中国で逮捕された40代女性のソンさんは、北朝鮮に強制送還された後、身柄を咸鏡北道(ハムギョンブクト)穏城(オンソン)の保衛部に移された。出稼ぎに行ったのか、人身売買の犠牲になったのかは定かでないが、ソンさんは10年もの間、中国に住んでいた。

(参考記事:「中国人の男は一列に並んだ私たちを選んだ」北朝鮮女性、人身売買被害の証言

事件が起きたのは今月3日のことだ。