北朝鮮が外貨稼ぎのため海外に派遣している労働者の中から今年だけで40人の死亡者が出ていると、韓国の聯合ニュースが消息筋の話として報じている。事故や病気、そして自殺によるものだという。
拷問でアキレス腱を
それによると、死亡者が出たのはロシアやクウェート、中国、カタール、赤道ギニア、アンゴラ、モンゴルなど。中でも、ロシアでの死亡者が13人と最も多い。8月に労働者1人が3階の高さの建設現場から落ちて死亡し、7月ごろにはトボリスクの建設現場でも2人が貨物昇降機から転落する死亡事故が発生。1月にはウラジオストクで、労働者1人が生活苦を訴えながら、宿舎の屋上で体に火をつけ投身自殺した。
また、アンゴラでは3月に約20人の労働者が黄熱病で死亡した。予防接種を受けていなかった疑いがあるという。
北朝鮮には、「国際主義戦士」という言葉がある。