日韓など各国メディアが金正男氏殺害事件を巡り騒然としていた2月16日、北朝鮮は、彼の父である故金正日総書記の75回目の生誕記念日(光明星節)を迎えた。北朝鮮国営の朝鮮中央テレビは、全国各地で金正日氏の銅像に花束が捧げられる様子を放送した。
大きな花輪を持った代表者を先頭に銅像に向かい、人々は花束を捧げ、お辞儀した。しかしどの動画を見ても、人々は微笑んでもいなければ、悲しんでもいない。ひたすら無表情だ。
「喜び組」の醜聞
これが当局の演出によるものなのか、自然なものなのかは定かではないが、北朝鮮の人々の金正日氏に対する感情が現れていると言えるだろう。それほど人気がないのだ。