シリアに派兵されるパイロットと10月23日に面談した金日成は、エジプト派兵と同様に、交戦まで情報漏洩を防ぐように命令した。さらに大量の物資もシリアに運ばれた。エジプトと同様、機密扱いの派兵であった。
北朝鮮のパイロットは実際にシリアに派兵された。
しかし、それは停戦後であったはずである。1973年10月22日、国連安保理で現状での即時停戦を求める決議が採択され、エジプトは10月23日に決議を受諾。翌日にはシリアも受諾した。戦闘がまったくなくなったわけではないが、第4次中東戦争は停戦によって一旦の区切りがついた。