朴さんによると、「中学生青姦事件」をめぐり、党機関と司法機関で構成された検閲班が捜査に乗り出したという。
「学生らは「南朝鮮(韓国)の映画を何回見たのか」と問い詰められている。自宅にある映像再生機やテレビは回収され、最悪の場合、両親も労働鍛錬隊送りの処罰を受けるだろう」(朴さん)
北朝鮮内部の複数の情報筋の話をまとめると、市場では、韓流ドラマ・映画のVCDが1枚3千北朝鮮ウォンで密かに販売されているという。映画ならVCD1枚で前編を見られるが、ドラマは数枚のVCDを購入しなければならないので、一般住民の間では映画のVCDがより多く普及しているという。
韓流ドラマのせいで社会が乱れた
映画のジャンルだが、ポルノ映画も広く流通しており、青少年たちにも無差別に販売されている。さらに、ヤクザ映画や、ホラー、コメディー映画も人気を呼んでいる。