韓国当局によると北朝鮮は既に第6次核実験の準備を完了したと明らかにしている。
もしかすると、来月10日の朝鮮労働党創建日に、第6次核実験を行い、二つの核実験をパッケージとして誇示するため、今回は控えめに対応しているのかもしれない。
もう一つの理由として考えられるのが、庶民らへの配慮。北朝鮮北部を襲った台風10号(ライオンロック)の影響により、咸鏡北道(ハムギョンブクト)では、甚大な被害が発生。朝鮮労働党は、別の任務にあたっていた主力部隊を復旧作業に急派するなど、被災地に配慮した対応を取っている。
金正恩氏は、核実験ではなく、復旧作業に力を入れていることをアピールすることを優先したのかもしれないが、こうした判断は今までにはあまり見られなかった。