「北朝鮮の貿易業者のほとんどが覚せい剤中毒者だった。そのせいで、時間も守らなくなり、約束も平気ですっぽかす。新義州の有能な若い業者は、皆覚せい剤に手を出し、まともな人はいなくなった」
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咸鏡北道の清津から中国丹東にやってきた脱北者のソ・ミョンオク(仮名)さんは、夫が覚せい剤中毒になってしまったと嘆く。
女子中学校までが汚染
「夫が見る見るうちにやつれていく姿は見ていられない。夫に『お前もやれよ』と言われるが、商売で稼いで子どもを育てることを考えて、手は出さない。夫の兄一家は、17歳の娘まで覚せい剤を使っている」