どうやら、支援金を被災家庭に要求すると、さすがに反発を招きかねないことから、学生たちを通じて支援金を集めようとしているようだ。
北朝鮮当局は、中央も地方も資金不足にあえいでおり、普段からなにかと理由をつけてカネやモノを庶民に無心する。しかし、ただでさえ厳しい境遇にある被災住民から支援金を集めるのは、いくらなんでもやり過ぎだ。
こんな手口で金を集めても、庶民、とりわけ青少年らの金正恩氏に対する民心は離れる一方だろう。そうでなくても、好奇心が強く情報に飢えている北朝鮮の若者たちは、韓流ビデオや海外映画などを通じて、外の世界を知っている。あまりにも好奇心が強くて、さらには韓流ビデオに触発されて、時には暴走することもあるようだが…。
(参考記事:北朝鮮で「海外ビデオ」が引き起こした少年少女「性の暴走」事件)