一緒に逃げた友人は韓国行きを目指しているが、スーは「世界最強の国だから」と考え、米国大使館に亡命申請をしている。審査に約4ヶ月かかるとのことだ。金正恩政権になってから、米国が受け入れた脱北者の数は204人にのぼる。
スーは「下の娘は非常に幸運だ」と語っている。その一方で、村に置いて出ざるを得なかった5歳の娘のことを気にかけている。
夫の戸籍に入っているため、置いて出ても当分の社会生活に問題なく、2人をつれての逃亡生活は無理だと考えたからだ。
5人に1人が
一方、下の娘は法的に存在しない「黒孩子」だ。