トイレがあり得ない「金正恩住宅」を押し付けられる北朝鮮の被災者

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どうやら当局が「(朝鮮戦争)戦死者、栄誉軍人(傷痍軍人)の家族、つまり核心階層に最もいい家を割り当てろ」と指示したようだ。

核心階層には、丘の上で日当たりがよく、畑や庭付きの瀟洒な家が割り当てている。一方、脱北者の家族は最も後回しにした上で、ハーモニカ住宅(1棟に4戸が入る長屋)や、マンションの最上階を割り当てている。最上階というと聞こえはいいが、実は電力事情の悪い北朝鮮では最も条件が悪い。金正恩氏の肝いりで建てられたマンションにおいても、信じられない方法で「トイレ(汚物)問題」を解決する住民がいるほどだ。

(参考記事:空から汚物が…「金正恩住宅」のトイレ問題が深刻

情報筋は「当局は被害が深刻な人や老人などの弱者に、優先的に割り当てると当初は言っていたが、それを覆した」と憤る。