ただそのやり方は、密売人を処刑するといった力に頼ったものだけで、国民の情報・知識不足が蔓延の媒介となっている現実に対処できていない。だからこそ、女子中学生や幼稚園児までが薬物で汚染される事態が生じている。何より必要なのは、啓蒙なのである。
(参考記事:一家全員、女子中学校までが…北朝鮮の薬物汚染「町内会の前にキメる主婦」)これは、北朝鮮の現体制にとっても貴重な国民を救う施策だ。正恩氏が得することはあっても、損することはない。合理的な判断ができるなら、行動を急ぐべきだ。
そしてもし、そのようなことに気づけないとするなら、正恩氏は本当の意味で「能力不足」であることが証明されるだけだ。