北朝鮮には、通称「49号病院」と呼ばれる精神病院がある。しかし脱北者の証言によると、この施設は精神疾患を治療するのではなく、患者を収容するためにだけ存在するのだという。
北朝鮮の医療は、日本や韓国などと比べると崩壊状態にあると言っても過言ではなく、開腹手術を麻酔なしで行うような有様だ。そのような環境の中にある49号病院は、さぞかしひどい状態なのだろう――このように想像する人は少なくないのではないだろうか。
(参考記事:【体験談】仮病の腹痛を麻酔なしで切開手術…北朝鮮の医療施設)ところが米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)が最近報じたところによると、この49号病院が北朝鮮の金持ちたちの「パラダイス」と化しているのだという。いったい、どういうことか。