答 その男性の家に連れて行かれたのですが、自分で望んだわけでもなく、一緒に暮らせるはずがありません。そう伝えると、その男性が「お前はオレがカネを払って連れてきたのだ。だからここで暮らさねばならない」と言ったのです。そのとき初めて、自分が売られたのだと気づいたのです。
問 そして、その村で暮らしていたところ強制送還され、再度、脱北したのですね。
一味には女も
答 はい。送還されてから1年間、労働鍛練隊にいました。釈放され、4カ月後にまた脱北をしたのですが、むかし職場の同僚だった女性からブローカーを紹介されたのです。