パク氏は「その家の祖父の住民登録文件に空白があるという理由でだけで連行されて、孫のような歳の安全員に拷問されて、偽りの自白をさせられた。家族は耀徳の収容所送りになった。まさに生き地獄だった」と当時を振り返った。
また、平壌市のリョンソン区域に住む70歳以上の老人たちは、ことごとく西北青年団(朝鮮戦争時の反共団体)の元団員だという疑いをかけられ、拷問の末に嘘の自白をさせられて銃殺された。
これは深化組の初期に区域の社会安全部住民登録課の職員が、区域行政機関委員長の住民登録文献に委員長が元スパイだという記録があるのを見つけて通報したが、この記録が間違いだったことがわかり逆に処罰された。しかし、後に行政委員長は改めてスパイ容疑をかけられて銃殺された。これが発端となり地域の老人全員が疑われたのだ。