血の粛清「深化組事件」の真実を語る

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このファン・グムスク、金日成から熱心な管理委員長と高く評価されていたが、『国家財産略奪罪』で社会安全部予審局に収監された。通常、間違いを犯した幹部は、社会安全部の「増産労働鍛錬隊」や「教化所」に送られて、「革命化」の処分を経て復帰させる前例が多かったため、銃殺刑は異例のことだった。

金正日は、徐寛熙がスパイだということを人民に広く知らしめるために、映画『民族と運命』の続編として『昨日、今日そして明日』を製作した。徐寛熙が党の主体農法のために献身した科学者の論文を抹殺して、人民の峻厳な審判を受けるというストーリーである。

過去の国家安全保衛部や先軍政治以後新しい勢力として登場した人民武力部、保衛司令部が力を持ち、司法機関が力を失っていた。徐寛熙スパイ事件をきっかけに、社会安全部は最高の権力機関として浮上することになる。