一方、慈江道(チャガンド)在住の別の情報筋は「80年代以後も女性たちが連れて行かれた」と明かす。
「1980年代以降も、若い女性を中心にたくさんの女性たちが『5課対象』として連れて行かれた。外部に公開されていないが、対南工作や特殊任務の遂行中に死亡した男性の未亡人たちが選ばれたこともあった」(慈江道の情報筋)
ここ最近は、北朝鮮の対南工作と特殊任務が激減したこともあり、こうした未亡人も減った。しかし、任務中に死亡した男性の残された妻が、5課対象として選ばれることに住民からは「国のために死んだ英雄を侮辱している」という非難の声があったという。
「北朝鮮当局は、住民の非難の声が出ることを考慮して死亡した功労者の妻ではなく、離婚した若い女性から「5課対象」を改めて選ぶようになった。選抜対象になると、まずは中央で厳格な身体検査と人物審査を経て、はじめて『5課対象』として最終的に決まる」(慈江道の情報筋)
人気記事:金正恩氏が反応「過激アンダーウェア」の美女モデル写真5課対象に確定されると、本人の意思による選択の余地はない。