「徹底的に体制への忠誠心を点検されて選抜された国境警備、それも下級兵士が銃を持って脱北したのは、警備隊全体がそれだけ規律が緩んでいるからだ。配給がないことから、古参兵との関係が悪化して脱北した可能性がある」
「韓流映画のような外国映画を見ている若者たちは、脱北というよりも国境を越えて中国を見てみたいという誘惑に駆られることが多いようだ」
北朝鮮軍隊内では、「資本主義社会はネオンが明るく点滅しているが、さらに資本主義の腐敗を進めている」と社会主義の優位性を浮き立たせる宣伝を強化しているが、「北朝鮮体制の優越性宣伝は失敗している」とこの脱北者は指摘した。