パクさんは1才のとき、軍人だった叔父が部隊から脱走したことで罪に問われ、家族や親戚とともに18号管理所に連行された。その後、外の世界も知らぬまま、長期にわたり収容所生活を送った。
その体験の詳細については別途、デイリーNKジャパンで改めてインタビューしようと準備中だが、一部を番組から引用すると、次のような内容だった。
「収容所の敷地内にある炭鉱で働かされていたとき、作業中にミスをしてしまったのです。すると幹部(現場監督)は、その場にあったノコギリと金槌、斧などで私をメチャクチャに痛めつけました。ノコギリの歯を腹部に当てて引くものだから、衣服が裂け、皮膚と肉も切り裂けました」
日本のヤクザ映画にだって、こんな場面はそうそう出てこない。