北朝鮮の化学兵器の生みの親は、京大出身の化学者

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「李博士が自然科学院の咸南咸興分院で、化学兵器開発に夢中になっていると話す住民が多くいた。故金日成主席が『化学兵器を開発せよ』と命じたといううわさも広く出回っていた」

「北朝鮮が化学兵器開発に力を入れるようになってから半世紀が経ち、今では相当に発展しているだろう。技術に自信を持った北朝鮮が、実験を兼ねて、友好関係にあるシリアに技術提供をしたと思われる。各種制裁と経済難に苦しむ北朝鮮としては、化学兵器技術で外貨を稼ごうという思惑もあるのだろう」

李升基博士は現在の韓国の全羅南道の潭陽出身。旧制松山高等学校を経て、京都帝国大学の工学部に進学した。