この工作員は朝鮮人民軍(北朝鮮軍)の空挺部隊出身で、脱北者の間では「武闘派」として知られていたという。同年11月にも脱北者に偽装したスパイが拘束されている。
今回、東京新聞が入手した資料が、金正恩第1書記が最高指導者になった後も、使用されているのかは不明だが、新たな工作員教育資料が作成されている可能性は充分ある。
自国民に対しては、気に入らなければ大口径の高射砲で文字通り「ミンチ」にして処刑。そして罪のない他国民を拉致し、体制に都合の悪い人物に対しては暗殺も厭わない。
こんな冷酷非道な政治と反人道的な海外工作活動を続けている限り、北朝鮮の人権問題は永遠に国際社会から追及され続け、金正恩第1書記の未来は暗いということをいい加減に知るべきだ。