朝鮮総連はおそらく、産経の書いた通り「総攻撃・総決死戦」という言葉を用いて、内部の引き締めを図っているのだろう。字面だけ見れば、まるで武装テロ集団のスローガンみたいだ。
しかし実際のところ、朝鮮総連はすでに、そのような戦闘的な集団ではなくなっている。過激な文言は、組織に勢いのあった1960~70年代からの惰性で使っているだけだろう。
少なくとも私は、本気で「総決死戦」に臨めるような総連関係者とは1人もあったことはない。
そのことは、公安の朝鮮総連に対する監視活動の中でも明らかになっている。