それでも、朝鮮総連の古臭い言葉尻をとらえて、大げさに報道する産経新聞の姿勢には違和感がある。
同紙は5月5日、「正恩第1書記に忠誠を誓う朝鮮総連傘下の青年団体『在日本朝鮮青年同盟(朝青)』に(朝鮮大学校の)卒業生を強制的に就職させていた」と報じているが、これも同様だ。
朝鮮総連の運営する朝鮮大学校の学生たちの大多数は、就職先の選択を組織に預けることを前提に進学しているのであって、「強制的に就職」などということにニュースの価値などないのだ。
産経の記者だって、本当はそれぐらいことは分かっているはずだ。