「世界の食料不安の現状2015」によると、北朝鮮は、飢餓状況を示す5段階評価で、アジアで唯一最低ランクを記録している。また、全人口に占める栄養不足人口の割合で、2000年から2002年までは37.7%だったのが、2014年から2016年までは41.6%とむしろ増えている。
割合の増加は、より多くの援助を引き出すために北朝鮮当局がより積極的に調査に応じたり、状況を誇張したりしているとの見方がある一方で、市場経済化による貧富の格差の拡大で、食糧があっても経済的理由で入手できない人が増えていると見る向きもある。