地下キリスト教の信者たちは、キリストを信じたために監獄に閉じこめられ、収容所に追放され、処刑されている。
しかし、甚だしい弾圧の中でも相変らず信仰を失わない信者たちと、彼らのために働いている宣教師たちがいる。こうした信者たちの証言と宣教師たちの働きの話を集めた本が、このほど出版された『赤いクリスチャン』だ。保安上の理由で、大部分の寄稿者が匿名になっている。
本に証言を寄稿した人々は、北朝鮮の地下教会の信者たちと、直接北朝鮮に行って働く宣教師たちだ。40以上の証言の中には、信じられないほど凄惨で悲しい殉教者たちの話がある一方、奇跡のように信仰を守り続けるエピソードもある。
拷問にも屈せず
北朝鮮の信者たちから実際に聞く宗教弾圧の話は信じ難いほど残忍だ。信者たちは聖書が見つかった瞬間、保衛部に連行されて拷問にかけられる。
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