そして、立場上、分が悪い下士官は、どんどん追いつめられ、上官を殺害することを決意。しかし、本人ではなく家族に手をかけてしまった。娘を貯水タンクに沈めたと伝えられているが、よほどの恨みつらみが溜まっていたようだ。
(参考記事:北朝鮮軍、下士官が上官の家族まで殺害した理由)家族巻き添えといえば、数年前にも保安員(警察官)が庶民の報復に遭った際、妻子まで惨殺される事件が起きている。閉塞感が漂う歪な官僚社会ゆえに、凶行に及ぶ際、抑えつけられていた鬱憤が吹き出して、このような惨劇につながるのかもしれない。
(参考記事:悪質保安員など法官の殺害多発…妻子も巻き添えに)悪徳ヤミ金業者を刺殺
北朝鮮の一般社会でも、凶悪事件は後を絶たない。