一方、今回のカルマ飛行場の件とよく似たケースであるように感じられるのが、2004年春に起きた龍川駅爆発事故だ。中国を訪問した金正日氏が特別列車で帰る帰路上で、小学生ら1500人を巻き込んだ謎の大爆発が起きたのだ。この出来事はいまもって、「暗殺計画」の可能性をはらむミステリーとして語られている。
(参考記事:なぜ最高指導者の近くに大量の爆発物が…北朝鮮「暗殺未遂説」のミステリー)北朝鮮において、最高指導者が水も漏らさぬ警護体制に守られているのは周知の通りだ。それなのにどうして、大量の爆発物が金親子の身近に置かれていたのか。
そんなことが一度ならず繰り返し起きるとは、金正恩体制に近い将来、何らかの異変があり得ることを示唆しているようでならない。