金正恩氏が大金をつぎ込む「喜び組」の過激アンダーウェア

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英国の大衆紙であるデイリー・メールに興味深い記事を見つけた。北朝鮮の金正恩党委員長が喜び組のために、多額の金を費やしてあるモノを輸入していると報じているのだ。

「喜び組」暴露され暗殺

北朝鮮の喜び組の実態は1996年、金正日総書記の義姉の息子、すなわち甥にあたる李韓永(イ・ハニョン)氏によって明らかにされた。
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しかし、李氏が北朝鮮ロイヤルファミリーの内幕とスキャンダルを暴露したことは、金正日氏の逆鱗に触れてしまい、翌97年の2月15日、すなわち正日氏の生誕記念日(2月16日)の前日に暗殺された。ちなみに李氏は、今年2月13日にマレーシアのクアラルンプール国際空港で暗殺された金正男(キム・ジョンナム)氏の従兄弟にあたる。

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その喜び組は、北朝鮮では「5課処女」とも呼ばれている。朝鮮労働党組織指導部護衛総局、通称「5課」が組織、管理していると見られているからだ。(注)韓国語(朝鮮語)で「処女」とは、未婚女性や若い女性の総称

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彼女たちに与えられた任務は指導層に仕えることだ。様々な専門分野に分かれており、最高指導者である金正恩氏や、指導層のありとあらゆる世話をする。なかには、特別な夜の奉仕を専門とする「木蘭組」という集団も存在するという。

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いまだ謎に包まれている喜び組だが、デイリー・メール紙によると、金正恩氏は270万ポンド(約3.5億円)を費やしてセクシー下着などを輸入しているという。

同紙によれば、「北朝鮮の金正恩氏は、喜び組の女性が身に着けるガーターやコルセット、それ以外にも、シャンパンや馬を買うために270万ポンドを費やした」という。同紙は貿易情報サイト「トレードマップ」によって、こうした事実が明らかになったと指摘している。

しかし、仮に3億円以上ものセクシー下着や贅沢品が輸入されていたとしても、それら全てが喜び組のためとは限らない。当然、平壌の富裕層の女性たちも顧客に含まれているだろう。

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近年、北朝鮮の富裕層の女性たちの贅沢ぶりはすさまじく、なかにはダイエット目的で覚せい剤を使用する女性もいるほどだ。一方、貧困故に売春をせざるをえない女性らは、覚せい剤の力を借りて道端に立ち、わずかコメ数キロ分の現金を得るために男性の相手をする。覚せい剤の使用目的だけをとっても、残酷なまでの貧富の格差が存在するのが今の北朝鮮なのだ。

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セクシー下着輸入の真偽はともかく、金正恩氏が贅を尽くすために海外からあの手この手で贅沢品を輸入し、人民大衆の生活を顧みず分不相応な生活を送っていることは間違いない。