つまり正恩氏は、自国民が脱北や携帯電話を通じ、外部世界とつながるのを徹底的に防ごうとしているのだ。国内と国外のアクセスを完全に遮断し、自国民を完全に孤立させ、自らの意のままに操ろうというのだろう。
筆者のこの分析が当たっているとすれば、正恩氏はなかなかに恐ろしいことを考える人物である。しかし果たして、このような施策を完全に実行することができるのだろうか。
北朝鮮の国民は、すでに密かに流入した韓流ドラマなどを通じ、外部世界の自由について相当な知識を持っている。そのようにして生まれた「心の自由」は、どのような手段によっても取り上げることはできないだろう。
(参考記事:北朝鮮の女子大生が拷問に耐えきれず選んだ道とは…)