「兵士が女性に対してセクハラをはじめたのです。女性が大声を出して嫌がったところ、兵士は逆ギレ。周辺の軍人たちと一緒になって、女性を恥ずかしめる言動を取ったのです」
北朝鮮で、電車の乗務員だったキム・ウンミさんは、「北朝鮮に女性はいません」という垂れ幕を掲げて行われた記者会見で、「電車の中で兵士たちが、女性乗務員を性暴行することは日常茶飯事でした」と証言する。
収容所内はより悲惨
別の脱北女性は、韓国に入国し、レストランで働きはじめたころに、店でセクハラを受けたが、北朝鮮ではよくあることなので、それほど気にしていなかったという。ところが、2年経つとセクハラに対する認識も変わり、反発するようになったという。