北朝鮮は、ミサイル発射実験や核実験を行うたびに、その成功を喜ぶ自国民の姿を、国営メディアを通じて全世界に配信している。だが、それはすべて演出されたものだ。
世界でも例を見ないほどの情報統制を敷き、国民が海外からの情報にアクセスできないようにしている北朝鮮だが、普通の人々の感覚は驚くほどわれわれと近い。
(参考記事:「いま米軍が撃てば金正恩たちは全滅するのに」北朝鮮庶民のキツい本音)理不尽な虐殺
先月28日のミサイル発射実験を受けて、米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)は、「もういい加減に疲れた」とする北朝鮮の人々の生の声を伝えた。そこには疲労と不安が強くにじみ出ている。