製造された覚せい剤の多くが中国に密輸されるものと思われるが、もし大量に流入すると慣れば中国政府は黙っていないだろう。
ブルッキングス研究所の2010年の報告書によると、吉林省朝鮮族自治州延吉市では、1995年には44人に過ぎなかった麻薬中毒者の数が、2010年には2100人に達するなど、北朝鮮産の覚せい剤により深刻な社会問題が発生している。
製造が増えれば、北朝鮮国内への流通量も増え、薬物汚染がさらに深刻になりかねない。
(参考記事:一家全員、女子中学校までが…北朝鮮の薬物汚染「町内会の前にキメる主婦」)