このような事態になっても、当局は特に対策を取ろうとはしていない。保安員(警察官)は「苦難の行軍(90年代後半の大飢饉)でもないのになんで死ぬんだ?」「自ら命を絶つなんて、反逆行為だということを知らないのか」などといった心無い言葉を遺族に投げかけている。
遺族は「自分の子どもが死んでも同じことが言えるのか」などと激怒している。
隣人たちは「いつになったら貧困から解放されるのだろうか」「国は気にも留めないのに、死んだら損だ」などと遺族を慰めつつ、当局を非難している。
(参考記事:「牛乳風呂」をたのしむ北朝鮮の上流階級 )