人民軍の水産事業所所属の漁船が獲った魚を、人民軍系の貿易会社が中国に輸出し、莫大な額の外貨を稼ぎ出す。中国では「北朝鮮の海は汚染されていない」というイメージがあり、かつてはそこそこ売れていた。しかし、それもここ最近は不振が伝えられている。
また、中国に領海の漁業権を販売しているが、大挙押し寄せてくる不法中国漁船を襲撃するなど度々トラブルを起こしており、決して順調とはいえない。
(参考記事:中国の不法漁民に凄惨な私刑…「北朝鮮海賊船」の過激な実態)水産業が不振のせいか、米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)によると、北朝鮮軍は「警備兵付き駐車場」という新手のビジネスに手を広げているという。
軍隊内での性行為強要
RFAのある情報筋は、咸鏡南道(ハムギョンナムド)の長津(チャンジン)郡から両江道(リャンガンド)の三水(サムス)郡を訪れた。利用した交通手段は、工場や企業所の名義を借りて営業運転する「白タク」である「ソビ車」だ。