従ってツイートの後半部分は、北朝鮮に対話を促すための方便か、「友達になれる日は来そうもない」との考えを、裏返しにして強調した可能性がある。
そもそも、全世界の見守る中で「チビでデブ」と呼ばれた金正恩氏が、トランプ氏と「友達になりたい」と考える可能性こそゼロに近いだろう。金正恩氏がこのツイートを知り、怒りを爆発させたであろうことは想像に難くない。
(参考記事:金正恩氏が「ブチ切れて拳銃乱射」の仰天情報)興味深いのは、北朝鮮メディアがこのツイートにどのような反応を見せるかだ。北朝鮮メディアの重要報道は、金正恩氏が直接統括していると見て間違いない。そうでなければ、金正恩氏のヘンな写真が次々に公開されるなど考えられないからだ。
(参考記事:金正恩氏が自分の“ヘンな写真”をせっせと公開するのはナゼなのか)トランプ氏の今回のツイートは、それなりに練られた「反撃」だったと言える。さて、金正恩氏はこれに対し、どれほど気の利いた「再反撃」を繰り出せるのだろうか。