謎の長身美女「金雪松」のすべて

「金雪松は1972年12月30日、金正日と彼の正妻・金英淑(キム・ヨンスク)の間に生まれました。金正日はそれまでに、洪一茜(ホン・イルチョン)という女性との間に娘を1人もうけており、金雪松は次女ということになります。また、長男の金正男氏もすでに生まれていました。ただ、金正日が正式に結婚したのは後にも先にも金英淑ただひとりでした。そのため金雪松は周囲から、長女としての待遇を受けることになりました」

李氏が語っているように、金正日の女性関係は複雑だ。長男・金正男氏を生んだ成恵琳(ソン・ヘリム)氏も、正恩氏を生んだ高ヨンヒ氏も内縁関係のままだった。それが北朝鮮の権力の構図を複雑にしてきた部分があるのだが、内容が煩雑になるので、ここでは敢えて触れないことにする。

(参考記事:金正日の女性関係、数知れぬ犠牲者たち

完璧な英語力

続けて、金雪松氏に関する李氏の説明を聞こう。