「北朝鮮にいた2014年、韓流映画を見たことが発覚して逮捕され、教化所(刑務所)送りになりました。でも、取調官から『あんたのおかげで(韓流映画の)新作が見られるよ』と言われましたよ。保安員(警察官)も幹部も、没収した韓流のCDの奪い合いをしていました」
北朝鮮当局は、度々韓流を含めた外国のドラマ、映画に対する取り締まりを強化しているが、完全遮断は不可能に近い。遮断に成功したとしても、一度変わってしまった人々の考えや文化、習慣は元には戻らない。
(参考記事:北朝鮮、韓流ドラマ禁止令で「ワイロ相場」が高騰)どんな形であれ、海外から流れてくる文化を通じ、北朝鮮住民の意識はこれからも変化・発展し続けるだろう。