情報鎖国といわれている北朝鮮だが、最近ではSNSなどを通じて、海外から流入した情報があっという間に広がったりもする。もともと娯楽が少ないせいもあるのか、北朝鮮の人々もスキャンダルにまつわる噂話には飢えている。たとえば、「喜び組」の情報などもそれに当たる。
(参考記事:銃殺の悲劇も…北朝鮮「喜び組」スキャンダル)北朝鮮が芸術団を派遣する目的の一つに、韓国における北朝鮮の負のイメージを払拭することがあるとみられる。しかし金正恩党委員長は、そうした「心理戦」の成果を、自国内に向け大々的に誇ることのできないジレンマの中にあるわけだ。