また同報告書によると、回答者の94.3%が北朝鮮軍での勤務期間中に暴言を吐かれたことがあり、うち82.1%がその頻度を「毎日」と答えた。また、75.7%は暴力を振るわれたことがあり、うち47.1%が強制的に寒さにさらされたり、睡眠を取れないようにされたりなどの拷問を経験したと答えた。
報告書では、北朝鮮軍において公開処刑が頻繁に行われている実態も明らかにされている。
回答者の41.4%は軍勤務期間中に公開処刑を目撃し、21.4%は公開処刑の話を聞いたことがあると答えた。証言のなかには、見せしめのために一度処刑した兵士の遺体を他の兵士が集まっている場所まで運び直し、再度銃で撃ったというものもあった。
(参考記事:謎に包まれた北朝鮮「公開処刑」の実態…元執行人が証言「死刑囚は鬼の形相で息絶えた」)