NKDBのイ・ジェチュン理事長は「128万人の北朝鮮兵士たちが上官による暴言、暴力に苦しめられているのみならず、国の大規模な工事や過酷な訓練に動員され、中には死亡する者もいる」とし「北朝鮮の軍隊は事実上巨大な監獄で、兵士たちは収監者のような立場に置かれている」と述べた。
また、同報告書の担当者であるキム・インソン研究員は「北朝鮮軍の人権問題については様々な報道がなされてきたが、全体的な実態の把握が難しかった」「NKDBは今回の報告書発刊を契機に、量的、質的なデータを継続して構築し、北朝鮮軍での人権侵害を構造的に把握し、韓国や国際社会にその実態を知らしめ、実効性のある解決法を探りたい」と述べた。
(参考記事:北朝鮮女性を苦しめる「マダラス」と呼ばれる性上納行為)