しかし彼女は、捜査過程で強姦未遂の再現動画を撮影するよう要求されるなどのセカンドレイプの被害に遭っている。これについて、捜査を担当したソウル地方警察庁性暴力捜査隊の担当者は、逮捕令状を請求したが検察が不起訴を主張し、再捜査を要求したためだと弁明した。
民事裁判は、2人は恋人関係ではなく体育会の承認拒否は妥当だったとの判決を下した。一方、イさんの告訴に対して検察は「車内でズボンと下着を降ろすのは難しい」という理由で不起訴処分を下した。イさんはまた、同じ業界の関係者から支援を受けるどころか「K氏は辞めた。それでよいではないか。訴えるのはやめるべきだ」と告訴を取り下げるよう促された。イさんは、それがまた悔しかったと語った。
インタビュー中、イさんは何度も嗚咽を繰り返しながら切々と自らの被害について訴え、「悔しい思いをした人の心情をなぜわかってくれないのか。結局はここで生まれた人の味方か」と、韓国社会の脱北者に対する差別が今回の件の背景にあると述べた。そして、加害者K氏についてこう表現した。