突然の訪中で世界をあっと言わせた、北朝鮮の金正恩党委員長。同氏はこれまでに度々、祖父の故・金日成主席や父の故・金正恩総書記の時代には考えられなかった行動を取り、北朝鮮ウォッチャーを驚かせてきた。
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2014年5月15日に発生した大規模マンション崩壊事故のときの同氏の行動も、その一例と言える。
(参考記事:【写真】住民に頭を下げ謝罪する当局幹部)金正日総書記は2009年、平壌10万戸建設事業を本格化させた。2012年に設定した強盛大国の完成の年に向け、老朽化した住宅を取り壊し、新しい住宅を10万戸建設、供給するという野心的な計画だ。これは、後継者である金正恩氏の実績作りという性格も非常に強かった。
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