北朝鮮外務省の金桂官(キム・ゲグァン)第1次官は25日、トランプ米大統領が米朝首脳会談の中止を通告したことを受けて談話を発表。「意外であり非常に残念」「いつ、いかなる方式でも(米国と)対座して問題を解決していく用意がある」と表明した。談話は「委任による発表」とされており、金正恩党委員長の意思を代弁したものと見られる。
「いつでも対話」と実現に期待感
朝鮮中央通信が伝えた談話の全文は次のとおり。
朝鮮外務省第1次官が談話を発表
【平壌5月25日発朝鮮中央通信】朝鮮外務省の金桂官第1次官は25日、委任によって次のような談話を発表した。
人気記事:金正恩氏が反応「過激アンダーウェア」の美女モデル写真今、朝米間には世界が非常な関心の中で注視している歴史的な首脳の対面が日程にのぼっており、その準備も最終段階で推し進められている。
数十年の敵対と不信の関係を清算し、朝米関係改善の新たな里程標を立てようとするわれわれの真摯(しんし)な模索と積極的な努力は内外の一様な共感と支持を受けている。
そのような中で24日、アメリカ合衆国のトランプ大統領が突然、すでに既定事実化されていた朝米首脳の対面を取り消すという公式立場を発表した。