少年教養所では1日中、高強度の労働をさせられた上で、夜には「新世代階級教養」「反帝国主義教養」という思想教育を受けさせられ、教材を暗記させられる。衛生や栄養の状態が劣悪なことは言うまでもないが、それでも成人が入れられる教化所や労働鍛錬隊(軽犯罪者の刑務所)に比べればかなりマシだという。
「南北関係が良くなりつつあるので、しばらくすればマシになるかもしれないが、今のところは韓流はもちろん中国の作品を見ることも禁止されている。韓流を取り締まる109常務が学生たちの動きを注視している」(情報筋)
北朝鮮当局は、時々思い出したかのように韓流の取り締まりを強化する。最悪の場合には死刑にすることもある。例えば、両江道(リャンガンド)では2014年8月、違法映像物搬入罪で夫婦を含む6人が銃殺されている。(参考記事:北朝鮮の女子大生が拷問に耐えきれず選んだ道とは…)