民間人向けの住宅の場合、政府や軍系列の貿易会社がトンジュ(金主、新興富裕層)や海外の投資家から資金を募り、資材を中国などから輸入して建設を行う。
(参考記事:制裁で凍結の中国資本「北朝鮮マンション投資」に再開の動き)一方、軍官を住まわせる官舎は、投資しても儲けが出る類のものではない。軍官の単身赴任は当面終わりそうになさそうだ。
北朝鮮軍の軍官の暮らしは悲惨なものだが、食べ物を求めて民間人を襲撃する末端兵士よりはマシだろう。こんな状況では、戦争も何もあったものではない。
(参考記事:金正恩氏の兵士たちは、こうして「民間人殺害」に手を染めた)