構想90年、北朝鮮「史上最大のプロジェクト」で死亡事故続発

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彼は1980年代、西海閘門と合わせて端川発電所の建設を進めようとしたが、後者の建設は諦めざるを得なくなった。財政的な問題があったものと思われる。その後、長年に渡りその決定を悔やんでいたと伝えられている。

そして、構想90年に及ぶこのビッグプロジェクトを引き継いだのが、金正恩氏だ。2016年の新年の辞で「電力問題の解決に全党的、全国家的な力を入れるべきだ」と述べ、白頭山英雄青年発電所、清川江(チョンチョンガン)階段式発電所と合わせて端川発電所の建設に言及した。

しかし、着工にこぎつけたのはそれから1年以上経った2017年5月18日になってからだ。朝鮮労働党第7回大会に向けた様々な記念工事で、労働力の確保がままならなかったためだ。