北朝鮮国営の朝鮮中央通信や朝鮮労働党機関紙の労働新聞は10日、金正恩党委員長が中国との国境地域にある両江道(リャンガンド)の三池淵(サムジヨン)郡を訪れ、教育・住宅・商業サービス・観光など複数の区画整備が進行中の建設現場を視察したことを伝えた。
朝鮮中央通信はこの際、同時に複数の写真を配信しているのだが、これを見た韓国の専門家から危険を指摘する声が出た。(【写真】北朝鮮・三池淵郡の危ない工事現場①、【写真】北朝鮮・三池淵郡の危ない工事現場②)
ある建築専門家は、デイリーNKの取材に対して「木材の特性上、均一性を保つのが難しく、足場として使うのは限界がある」とし、「見えないところに節目や、虫食いによる『鬆』(す)が入っているおそれがあり、折れれば周囲を巻き込んで崩落する危険性がある」と指摘した。(【写真】北朝鮮・三池淵郡の危ない工事現場①、【写真】北朝鮮・三池淵郡の危ない工事現場②)